熊野地方に春を呼ぶ火祭り、神倉神社の「お燈まつり」は毎年2月6日夜、行われます。
熊野年代記には、西暦574年(敏達天皇3年)正月二日に神倉山が光を放ち、翌年正月六日夜、神倉火祭り始まると記されており、歴史ある炎のみそぎ神事で県無形文化財に指定されています。
熊野三山の一つ熊野速玉大社の摂社・神倉神社は、日本書紀に天ノ磐盾と呼ばれたゴトビキ岩がご神体。素朴な自然崇拝の原点で、熊野三山の神々降臨の霊山といわれています。ここを舞台に、2000人前後の上り子が、白装束に荒縄を胴に巻いたいでたちで、五角錐の松明に御神火を受け、一年の家内安全などを祈願。急峻な538段の石段を駆け下りる奇祭で、その様は、「お燈まつりは男の祭り、山は火の滝くだり竜」と新宮節に唄われています。
神倉神社は、お燈まつり当日だけ女性の入山は禁止されています。

■ お燈まつり・上り子の様子(右は山頂の様子)
左・開門時の山頂 右・下山の様子
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神倉神社
538段の急峻な石段を登ります。山頂からは新宮の町並み・熊野川河口・大平洋が一望できます。
寺町
神倉神社から速玉大社に向かう道筋には、新宮の歴史と関わりの深い「全龍寺」「本広寺」などの寺町があります。
熊野速玉大社
熊野三山の一社。主祭神は「速玉大神」で、古来祭祀の場であった神倉神社から新たに現在地に社殿を移したことにより「新宮」の名の由来。社殿に祀られている熊野三神坐像・神宝館に展示の古神宝類1,200点は国宝に指定されており、境内のナギの大木は国の天然記念物です。(神宝館入館は別 料金500円が必要です。)