平成21年度会長 西 哉素史(香梅堂)
昨年の米国発の金融危機による経済低迷、新聞テレビ等で100年に1度の経済不況・・・と毎日のように伝えられているように雇用情勢の悪化、個人消費の低迷等、厳しい局面をむかえています。当地域においても原材料の高騰による物価の上昇は、日常生活にかなりの打撃をあたえました。遠い所で起きた問題が末端にまで影響を及ぼしているのです。新宮は、材木で栄え個人商店の多いところでありましたが、高齢化や若者の都会への流出による後継者不足、空き店舗の増加と悪しき流れになってしまっています。しかし、そろそろ気持ちを切り換えこの故郷、新宮を今一度違った角度から見直す時期が訪れたのでは、ないでしょうか。100年に1度のタイミングに出会ったのです。暗い話ばかりで、心まで蝕まれていては、いけません。そこで21年度は、「町の賑わいと、心の豊かさ求めて」をスローガンに掲げました。市民の皆さんにも「このままでは、ダメだ」という危
機感を持って頂き、街中へ出て賑わいを作ってもらいたいと思います。今出来る
事から取り組んでいかないと、背伸びをしても長続きしません。顔を上げ元気に
挨拶する事からでもいいのです。また、近い将来この地域を支えてもらう子ども
たちにも青年部の事業に参加頂き色々な体験をしてもらいたいと思います。私た
ちを取り巻く生活環境も物は、溢れ豊かになったけれど本当の意味で心の豊かさ
を見出せるように今があることに感謝し、少しのことにでも喜びを感じられる心を持ちたいものです。
青年部は異業種の集まり、それぞれの環境で経験をつみ、身に付けた知恵と技術、創意と工夫で町の賑わいに貢献していきたいと思っております。私たちがそれぞれの役割をきちんと果たし町が元気になるよう活動していきたいと思いますので、ご協力をお願い致します。

第3回にあたる今年度は阪神タイガースの金本知憲選手にお贈り致しました。
選考にはスポーツ界で活躍されている多くの候補があがりましたが、金本選手は、2006年4月9日の横浜戦で「904試合連続フルイニング出場」の世界記録を達成後、2008年4月には、史上37人目の通算2,000本安打を達成し、今なお連続フルイニング出場の記録を継続され、日本プロ野球界のトップ選手として活躍していることが高い評価となりました。また昨年当地において速玉賞にふさわしいスポーツ選手を聞くアンケートを行ったところ、松坂投手とならび非常に多くの投票がありましたことから、満場一致で決定しました。
8月26日に行いました贈呈式(甲子園球場)では、金本選手本人に、速玉大社にて「更なる活躍一層の飛躍」の祈祷を済ませた「お燈祭り」に使われる松明を模した記念品とボール、熊野牛王符などを手渡しました。
金本選手からは「速玉賞をいただきまして光栄です。頂きました速玉大社のお守りなどは大事にします。これを励みにまた頑張りたいと思います。」とコメント頂きました。


「速玉賞」は、当青年部が、昨年設立20周年を迎え、「縄文の精神を伝える祭り(梅原猛氏)」といわれる火祭り「お燈祭り」で有名な「速玉大社」を全国にアピールする「速玉プロジェクト」の一環として熊野速玉大社並びに新宮市観光協会の協力を得て創設しました。
世界遺産にも登録された熊野速玉大社(上野顕宮司)のご神体「速玉男神(はやたまのおのこ)」は、元来「自ら行くべき方向を指し示す」神とするところから、勝負事の神という側面はありましたが、さらに踏み込み、この「速玉」の二文字を「速い玉=ファーストボール」として球技ならびに、あらゆるスポーツに対応し「スポーツの神様」「スポーツ上達祈願の神様」として全国にアピールしていくものです。
第1回は、現巨人軍のマーク・ジェイソン・クルーン投手(当時:横浜ベイスターズ)、第2回は、ボストンレッドソックスの松坂大輔投手に贈呈し、話題となりました。
速玉大社には、過去多くのアスリートがその技量の上達や精神の充実を祈願に来社しており、大社の名前に因んだ賞の創設により、さらに多くのスポーツ愛好家が新宮市を訪問してくれることを期待しています。
